2024年天平墓苑合同法要

暑い夏が続き、少し遅れていた彼岸花も、この二、三日でようやく美しい姿を見せてくれました。

本日、本堂で天平墓苑合同法要を行いました。2016年に天平墓苑を開設してから、はや8年が経過し、その間に543名の方々を納骨させていただきました。この数字に、改めて責任の重さを実感しています。

参列者の皆さまと一緒に天平墓苑に向かって読経をしていると、故人が「よく来てくれた」と感謝の気持ちを返してくださっているようで、とても温かい気持ちになりました。一方で弘法大師は「朝夕に涙を流し、夜昼に悲しみ続けても、亡くなった魂には何の益もない」とお示しされています。どんなに故人を思って嘆いても、生き返ることは叶いません。故人は哭くよりも残された家族が幸せであることを望んでいるはず・・・。つまり今の幸せを報告することこそが、一番の御供養ではないかと思います。

家族を思い、また思われるひととき。法要を通じて故人とのつながりも深まったでしょうか。多くの方のご参列をいただき心より御礼申し上げます。合掌