お寺の法要で、花弁をかたどった色紙が撒かれる光景をご覧になったことはありませんか。

これは、花や葉の香りで場をお清めし、仏さまを供養するためにおこなうもので散華作法と言います。

散華作法には、もともとは蓮の生花や樒の葉が使われていましたが、今では鮮やかな色紙で代用されることが多く、書画で彩られた華やかなものもあります。

当寺ではお葬式の際、ご遺族の方にこのような散華をお渡ししています。

お通夜の日にお持ちし、翌日のお見送りまでの時間の中で、口にはできなかった思いやあらためて伝えたい思いを散華に綴っていただきます。

そして告別式後の出棺の折、花々と共に棺の中に納めてください、とお伝えしています。

 

あっという間に慌ただしく過ぎてしまう、葬儀までの数日。

そんな中、ほんの数分でも故人を偲び、思い出にひたるひとときを持っていただきたい。

芳しい供花と、メッセージを載せた花びらに囲まれて、故人に旅立っていただきたい。

こんな思いから始めました。

 

 

切って、書いて、押して——、と一枚一枚手仕事にて、この散華を作っています。